2013/11/09
今週はこの質問から始めさせていただこう。
「あなたは最近スーパーに行きましたか。」 これを英語に訳すのはすごくシンプルにできるであろう。たとえ中学生でも。模範解答は、「Did you go to the supermarket recently?」となる。
では、なぜこのような質問をするのか。実は、今週、伝えない日はないくらい、ニュースの現場を騒がせたもの。それは、「食品誤表記ならぬ事実上の偽装問題」である。
これを書くにあたり、慎重な情報収集をしてきたつもりであるが、収集をしているうちに、相次いでホテルやレストランの記者会見が始まる。
今回の記者会見に共通していることとして、次のような点が取り上げられる。食材やメニュー表の書き方に問題があると言えるのか?
調べると、以下のようになっていた。
「芝エビは、これから旬の季節を迎える。小型であるが唐揚げやそぼろ、さらには刺身へも応用可能。これが、問題のホテルで実際に使用されたのはバナメイエビ。」どうやら、バナメイを使用することで値段を抑えていたらしい。会社側の反応は、「小さいエビを芝エビと呼ぶ」と勘違いを釈明。これは明らかな隠し事である。
気になってネットを開く。2つのエビを比較しようと検索。すると、とあるブログが登場。ブログライターは、実際に2種類のエビを用意し、同じエビチリを作るという実験?を行っていた。結果は大きく差が開くものとなった。
ここに、ブログ記事からの2つのエビを食べた結果について載せておこう。
まず、芝エビについて。 こぶりの割には上品なジューシー感が広がる。質としてはよろしい。
次に、問題のバナメイエビ。 大きく豪快で、庶民としてはうれしい食感。量としてはよろしい。
今回は真面目に行った結果から見えてきたものであるが、実際のところはわからないで終わってしまうのが現実としか言うしかない。なぜなら、一般の庶民がレストランに行った際、調理された一品に仕上がると、もうほかのところに舌がいってしまい、エビに行くのにはかなり時間がかかってしまうからであるだろう。
この問題を考えているうちに、とある事件を思い出す。
時は小学校時代。家族みんなで生協の食品カタログを見て、冷凍コロッケを注文しようとしたのだ。うちは毎週金曜に宅配が来るので、・・・と言っても、注文した翌週に商品が届くというシステムになっているが、その注文した翌週にも商品は届かない。どうした?
と思っていたら、実は、大惨事になっていたのだ。この件についてはニュースやワイドショー、さらにはドキュメント番組までも組み込まれ、最悪の事態へと進展してしまった。その時にも、賞味期限がどうだこうだ、使いまわしのニュース(使いまわしで思い出し笑いをしてはいけない。)で世間に食の不安が回ってしまったことはいまだに覚えている。
このときは完全に偽装事件であった。
あの時は「期待を裏切った」だけで済んだが、今になって調べると、とんでもなくひどいことをしてくれたというしかない。「牛肉」なのに「実は牛肉が入っていました。」、さらには「鶏肉の産地偽装」、サルモネラ菌というとんでもないものまで混ぜていたとは。
今回も偽装ではないのか?
メニューには「芝エビ」。だがしかし、バナメイが使われていたと報道されたら、もう消費者(要するに我々)は怒りをあらわにする。これは当然のことであるが、それ以上のことを私は考える。
何度も同じ単語で文を稼ぎたくないが、事件現場は「高い格式で名前が通っている一流ホテル」である。実際に該当してしまったホテルをこれまた「先生」で調べると、玄関付近の写真、これまた豪華なつくりとなっている。
先日、職場でいつものニュースを付けていると、「県内でも明らかになった」と表現するしかないほど厄介になってしまったぐらいだから。茨城にはなぜか直接はなじみのない「京成グループ」や、つくばセンターにある大手百貨店・同じ市内になぜか2つ持つホテルまでもが「誤表記」を認めた。
こんなことを書いていると、庶民の味方であるファミレスなどではどうなってしまうのか。ここまで偽装が広がらないことを願うしかないが、当分この問題が収まるまでは、外食を自粛し、自分たちで作ったものしか食べないとしなくてはならない。
・・・こんなことを言っていると、あなた方の楽しみな「クラス会」などもいけなくなるのは確実になってしまうので私はこれ以上言えないが・・・
まあ、これだけ問題が大きくなるということ=それだけ生活に確実に密接している といえてしまうのもこれもまた、1つの現実なのかもしれない。
では、今日食べた晩御飯が原材料の「偽装・誤表記」がないことを願いまして・・・
いただきます!!
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