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原発ではトラブルとは言わない。そう、事故だ。

今週は、原発に関連する話題が続いた。
なぜ?それは茨城県の東海村にある実験施設で事故が発生したからである。
このところ、ニュースの中で、「原子力」についてはきつめの目で見ていたが、やはり今回の事故でも、きつめの目を向けざるを得なかった。

今回の事故の原因は、金属の金に特殊なビームを当てて素粒子を発生させる実験中に、装置が誤作動してビームの出力が通常の400倍に上がったため金が高温になって蒸発し、放射性物質が発生したもの。 これまでに30人が内部被ばくをしてしまった。
東海村でこの記事を書こうとすると、あの事故のことを思い出す。

1998年に同じ敷地の発電所部分で、臨界事故が起こった。 当時は全く気にも留めなかったが、東日本大震災で福島第一原発の深刻なメルトダウンが起きて以上、茨城のことも心配になってしまったのである。
現在、東海第二原発は、地震以降、運転が再開できずに止まっている。 そういえば今日、高速増殖炉の「もんじゅ」の運転再開が事実上困難になってしまった。 これは「運転再開準備禁止」。 禁止命令では、敷地内の設備およそ10000カ所の点検ができなかったことも問題であったのだ。 もんじゅでは、ナトリウム漏れ事故が発生。これは原発の研究に待ったをかけることとなった。

今回の事故も、それに匹敵する「レベル1」となった。 しかし、私はそれですまないのではないかと疑問符をかけることとなった。
それは、実験する前からの問題である。 今回、事故現場となった施設に、フィルターがないことも発覚。 これは福島第一原発にもあったことであった。

これに関連するニュースを取り扱っていくうちに、地元住民の声がすごく気になる。
住民は、原発立地の際にかかる税金のおかげもあり、豊かに生活できている。 実際に、うちの母にも聞いてみたのであるが、自分の住んでいる町の福祉施設とは全然桁違いであると聞いた。 (最近使ったことないけど。)いま、こうした各自治体の施設は、こちらもやはり震災の影響を受けており、いまだに工事が着工できないところもあるのが現状である。

今年の7月21日に参院選が行われる。 参議院は、衆議院で議決した事項を決める重要な役職の一つである。 それゆえ、今回から新メディアの導入が解禁になった。 投票率の上昇も期待し、政見などをじっくり注視していきたいと思う。
こうして書いていくと、一つのニュースでもいろいろな分野の問題や過去の出来事の知識が必要になってくることがわかる。 地理、歴史、現代問題…
やはり生活には学習も必要であることを再び実感させられた夜であった。うーん、疲れるな。

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