あかとくポータルサイト

早すぎ

2013/11/30

最近、睡眠時間が足りない。 と言うより、時間が過ぎるのが早いような気がする。 ちゃんと寝てるだろうか。 自分の体調もおかしくなっているのが現実である。

では、一体、何を語ろうとしているのかというと、時計の針を火曜日に戻して話すことになる。
既に大きく取り上げられている「特定秘密保護法案」の強行衆院通過が一つのカギであると私は考える。 多くの国民が反対しているにも関わらず、国会にはその声は届かず、このような結果になったとみてもおかしくない。 そもそも、「特定秘密法」なんて、そんなに急いで法律化してもよいのであろうか。
私は少々、採決に踏み切るのは早いと思う。 毎朝新聞を読んでいるが、大きく特集が組み込まれていて、そのほとんどが、「もっと意見を出せ」、もしくは「反対」の2択しか出ていない。
私が見る限り、国会議員以外で「大いに賛成」と答える人はいるのであろうか。 断定はできないのだが、さすがに多くないであろう。 この秘密法案を作る前から、各省庁に保管されている秘密文章は、数多く保管されているが、もしこの法案が通ってしまったとしたら、特定秘密文章のほかに、今まで厳重な管理のもとで保管されていて、最悪(最悪というのもあれだが・・・)国立国会図書館で開示の請求をすれば見ることができた文章でさえも、関係者が「これは秘密です」という一言で、文章が見られなくなってしまうという危機も考えられなくはない。

そういうことを書いていると、我々報道陣に関しても、他人ごとではない問題になってきている。なぜなら、我々は広く国民に、迅速で正確な情報を伝えるという任務がある。しかし、この活動も制限をくらってしまうと、普段のニュースのネタがなくなるのは確実である。

あわてて完成に持っていこうとするうちに、重要なことを忘れていた。 実は、新聞記事に、戦前の話を持って行ってくれた人がいた。
大正時代、満25歳以上のすべての男子に選挙権を与えるという普通選挙法が制定されたのと同時に、治安維持法が制定された。 まさに、「アメとムチ」の関係である。 本来は、共産主義運動の制限を目的に制定されたものであるが、実際は、政府に反対する集会などを開いたりした場合、速攻で逮捕されるという恐ろしい法律だった。 我々が当時の世界に生きていたら、どんな世の中になってしまったか想像もつかない。

はたして、こんなことになってしまってもよいのだろうか。 もし可決された場合、どのような世の中になってしまうのだろうか。 小さな個人世界でさえも、「秘密」で隠されてしまう。 そんな世の中になってしまえば、私もクラスのことが信頼できなくなり、より一層嫌気ばかりがさしてきてしまう。 そうなったら、今度こそ本気で誰に相談できるのか。 話しているだけで罪になることもあり得る。 場所と人を本当に選ばなければならない時期にもなってきてしまうかもしてない4日であった。

話はさておき、先週の土曜日、水戸市内原で「みと鉄道ふれあいまつり」が行われた。 一か月以上前から企画されたイベントで、今年は特急ひたち号がデビューしてから50年を祝って催されたイベントである。 当初の予定より1本早い列車で会場につくことができ、会場では列車の静態展示や、鉄道部品販売、記念弁当、沿線ご当地グルメの販売が行われた。 私がイベントで気になったことや、思いをここに書いていきたい。

まず初めに、イベント会場で驚いたことがある。 狭いところに多くの人出。報道発表によれば、1万人の人出となったようである。 私の見た限り、小さな子供を連れた家族連れが多かったように感じた。 当日発表となった運転台の見学には、撮影のための一時見学中止時間を過ぎるぐらいの多くの家族が入っていった。 まさに想定外の恐るべきことである。

次に、部品販売についてなのだが、今回は一斉棚卸となったようだ。 数年前に廃車になってしまった485系の臨時列車用の車両。 ここから出た廃部品の数々が並べられ、限定品も数々あった。 しかも、とある棚から降ろしてきたと思われる乗車口ステッカーも大量に即売の対象となった。 以前の特急列車(緑と青)の詳細なものから、1年限りでお役御免となったステッカーまで、バラエティー豊かに並べられていた。 私は部品も記念弁当も買わず、沿線グルメの方へ手を出した。

最初に頂いたのは、土浦市からの出店で、特産のれんこんを使用したカレーライスだ。 仕込みがしっかりしているのか、れんこんは柔らかくなっており、おいしくいただいた。土浦の店に回った時、こんなことを思ってたのは私だけだろうか。 バブル経済時期には「県南の都会」とされてきた土浦。 しかし、平成になってから、デパートや地域商店は倒産、その代わりに郊外に大型ショッピングモールが活気づいている。

現代の世の中は、ひたすら「グローバル化」が指摘されているが、今日の私は違った。 あえて、県内のみの探訪であったので、「ローカル」を意識して歩いた。土浦の町は、負けてしまったんだと。
この祭りを終え、私は一路日立へ向かう。
前々から気になっていた新生日立駅。この駅に来て、一つやっておきたかったことがあった。それは、海である。 海、修学旅行の時、時間的に余裕はあったものの、私はほとんどの生徒が行っているので、ここは回避しておこうと思ってた。 友人に聞いても、結局は全身びしょ濡れ。そのリスクを考慮した最善の方法だった。
とはいえ、茨城の海は何年ぶりになるのだろうか。 別に海なら大洗行った方がいいのではないかと言う声もあるが、沿線からはあまり満足のいくようには見えないと思ってたので、建て替えと同時にちょっとした観光スポットになった駅にしたのは、そういう理由からであったから。 でも沖縄の海とは比べ物にならないくらい真っ青だった。
こうして書いているが、あっという間の夜。 本当に日が暮れるのが早く、日がすぎるのも早い。だから、一日一日をもっと大切にし、もっと関わり合い、もっと有意義に過ごすべきだと思った土曜日だった。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です